北野武・映画監督(62)が25日、東京・銀座日航ホテルで、オリジナルイヤーズプレート発表会に出席した。銀座並木通りのクリスマスイベントとして、北野監督の描いた原画をあしらった絵皿(直径23センチ)を限定800枚制作。そのうち500枚を1枚1万2600円で販売する。
北野監督は、映画「HANA−BI」で自ら描いた絵を使用するなど絵画作品も手がけるが、これまで展覧会や販売は行っておらず、商品化は今回が初めて。
「3回ぐらい描き直して1カ月かかってる」という原画は、クリスマスに自分の部屋から隣の家のだんらんを見ているという、ほのぼのした作品。北野監督は「ちょっと子どもっぽい感じで、かなり好きな絵になった」と照れながら語った。
一方、今年を振り返った感想を問われると「みんな争って安いものを買う時代。ちょっと世知辛くなったかな」。
来年公開予定のバイオレンスに回帰した最新作については「やりたい映画撮ると、客が入らないんで。オレのヤクザ映画、意外に好きな人多いから」とし、「どうせR指定だと思う」と笑わせた。
山口県萩市の離島・見島沖で開催中の「萩クロマグロトーナメント」で22日、ゲスト参加した俳優の松方弘樹さんが約325キロの特大マグロを釣り上げた。昨年も300キロを超える大物を釣って優勝している。
萩市によると、約1時間半の格闘の末に釣り上げ、「2年連続ならまぐれとは言われないでしょう」と満足した様子だったという。300キロ超の大物が見島沖で上がるのは今年初めて。マグロは東京・築地市場で競りにかけられ、松方さんと船主で折半する。
トーナメントは27日までだが、今のところ松方さんのマグロの重量を超える参加者は出ていない。優勝者には地元特産のコメやウニが贈られる。
女子高生=当時(15)=に対する強姦(ごうかん)致傷罪に問われた宮城県大崎市の無職、結城一彦被告(39)を審理した仙台地裁(川本清巌裁判長)の裁判員裁判。
20日の判決で、川本裁判長は「被害者の精神的、肉体的な苦痛は重大」とし、懲役9年10月(求刑懲役10年)を言い渡した。判決理由では「謝罪の気持ちがあると認められるとの意見が大勢でした」と、被告の反省度合いを議論した評議の一端を明らかにした。
判決公判後の会見には、男女4人の裁判員経験者が出席。被告人質問で結城被告に「むかつく」と発言した50代男性も応じた。
男性は、川本裁判長に「説教が始まるのかと思いました」と諭されたエピソードを披露。「評議で被告の刑を軽くする気持ちになった。(裁判官と裁判員の)9人で話していくうちに変わった」と説明した。
男性の発言について、仙台市若林区、主婦、渋谷みち子さん(59)は「心情的に同じ気持ちだった。『よくぞ言ってくれた』と感じた」と同調する意見。柴田町の高橋忍さん(54)は「裁判官は感情をあらわにできない。(男性の発言は)裁判員制度のおかげだと思う」と話した。
覚せい剤取締法違反罪で懲役1年6月、執行猶予3年の判決を受けた元女優、酒井法子被告(38)が18日、入学先の群馬・高崎市にある創造学園大に初登校した。コートやブラウスを紺一色で統一したファッションは清楚な女子大生ルック。オリエンテーションのためキャンパス内を歩き、日本茶室では茶道の実習も体験。すれ違うソーシャルワーク学部の同級生や先輩に晴れやかな笑顔を見せた。
法廷での地味な黒色のスーツ、厳しい表情から一転、この日の酒井は希望に満ちた笑顔がのぞいた。
午前10時半ごろ、東京・南青山の自宅マンションを車で出発。本部のある中山キャンパスに同大入学に尽力した元所属事務所、サンミュージックの相澤正久副社長(60)ら関係者と現れた。
フリルのブラウスとスカートに、黒色のエナメルバッグを持ち、髪は赤茶系に染め、メークは薄め。年齢よりはるかに若々しい印象だ。
同行した関係者によると、キャンパス内の茶室で茶道の実習を受け、学生や教授らと談笑しながら、点てられたばかりの抹茶を味わった。また、音楽施設を興味深そうに見て回ったという。
その後、午後4時20分ごろに、在籍するソーシャルワーク学部がある市内の八千代キャンパスに移動。学校説明などを受けたが、その際は、学長や教職員数人が付きそう“VIP学生”扱い。酒井の先輩に当たる同学部の4年の学生は「裁判のときと違って笑顔が印象的でした。とても明るかった」と証言した。
午後5時40分ごろに校舎を出てきた際は黒縁のメガネをかけ才媛風。学生ややじ馬、約30人の報道陣に囲まれても、笑顔を浮かべていた。
公判で「必ず覚せい剤をやめ、介護の仕事を勉強したい」と誓った酒井は介護、福祉、音楽治療などを学ぶため、今月2日に社会人入試を受け、9日の判決公判直前に合格。16日からパソコンや携帯電話を使う通信教育「E−LEARNING」を利用し在宅で勉強を始めている。今後は、高崎本部のほか、東京・両国の東京校でのスクーリング(面接授業)を受け、4年での全単位取得を目指す。
今回、本人の希望で通学が実現した高崎キャンパスは市内に中山、八千代、下滝(高崎医療技術福祉専門学校)の計3つの施設がある。JR東京駅からは上越新幹線で約1時間の距離で、空気が澄み、緑に囲まれた静かな環境で、キャンパス周辺の紅葉を見た酒井が「きれいですね」と思わず漏らしたほど。
事件の精神的な後遺症が癒やされそうな環境だが、相澤副社長は「当初は月に1度程度の通学を予定していたが、12月以降は通信教育に力を入れたい。次のスクーリングはもう少し先になると思う」と語った。
「酒井は学生時代に戻ったようないい笑顔をしていた」と同氏。89年3月に堀越学園高校を卒業して20年ぶりにキャンパスの空気を吸った酒井。「一生懸命、勉強しなきゃ」と改めて更生への決意を口にしたという。
看板のデザインを巡る訴訟で和解し、互いに中傷しないことを約束したのに、「もの真似(まね)ビジネス」などと中傷されたとして、居酒屋チェーンの「魚民」を経営する「モンテローザ」(東京)が、「和民」を経営する「ワタミ」(同)と渡辺美樹会長に、1億円の損害賠償を求めた訴訟の判決が16日、東京地裁であった。
山田俊雄裁判長は「原告がワタミを不当にまねたという事実の立証がない」と述べ、渡辺会長に300万円の支払いを命じた。
原告側は、ワタミが和解の条件に違反したと主張したが、判決は「互いに中傷しない」という義務は、2004年12月の和解内容の発表時に限定して課されたものだったとし、ワタミの賠償責任は認めなかった。その一方で、渡辺会長が著書で「○民」と表記し、看板やメニュー、内装がそっくりだと指摘したことについて、名誉棄損を認めた。
判決などによると、両社の対立は、ワタミが1999年、赤地に白い文字の看板デザインを模倣されたとして、モンテ社に使用中止を求めたのがきっかけ。同社には使用を中止する義務はないとした和解が成立したが、渡辺会長が07年に出版した著書で問題が再燃していた。
Author:dokoteko
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