井原線開業10周年祝う 催し多彩 家族連れらにぎわう
カテゴリ: 社会 / テーマ: 地域情報 / ジャンル: ニュース
井原線開業10周年祝う 催し多彩 家族連れらにぎわう
(読売)

総社市と広島県福山市神辺町を結ぶ第3セクターの鉄道・井原線が11日、開業10周年を迎え、同じ誕生日の子どもが一日駅長を務めるなどの記念式典が行われた。どの区間も100円で乗車できる「ワンコインデー」としたほか、温かい食べ物などが振る舞われた。各駅は家族連れらでにぎわい、節目の年を祝った。

 式典では、運行する井原鉄道社長の滝本豊文・井原市長や会長の石井知事らがあいさつした後、一日駅長が登場。同じ誕生日の子どもに記念号出発の合図をしてもらおうと公募し、倉敷市立岡田小4年秋山未来さん(10)が選ばれた。

 乗客の視線に照れながらも秋山さんが笛を鳴らすと、「10周年記念号」の臨時列車がゆっくりと走り出した。秋山さんは「同じ誕生日でびっくり。幼稚園の遠足で使った列車で、みんなにも色んなところに行ってほしい」とうれしそうだった。

 有人5駅では井原市芳井町・明治地区の特産、ごぼうをパテに練り込んだご当地ハンバーガー「井原線 明治ごんぼうバーガー」は、用意した1000個が午前中に売り切れた。

 同鉄道は1986年に設立され、井原線は99年1月11日に開業。年間200万人の利用客を見込んでいたが、半分程度の年間100万〜110万人にとどまっている。2007年度末の累積赤字が約6300万円になるなど課題もあるが、最近では通勤での利用者が増加しており、三浦一男専務は「観光資源を複合的にPRするなど、黒字化に向けて一からやるつもりで頑張りたい」と話していた。

 井原鉄道が同日、井原線の井原、総社など有人5駅で発売した列車型目覚まし時計(幅3・5センチ、長さ6・5センチ、高さ4センチ、1000円)=写真=もファンらの人気を集めた。

 電池式で、アラームが鳴ると窓の一部が点灯。車体を後ろに引き、手を離すと前進する。井原市岩倉町、主婦上野みさこさん(59)も購入し「ちっちゃくてかわいい『目覚まし列車』って感じですね」と話していた。

編集 / 2009.01.12 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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